今日から、4年前に年末の北海道を一人で自転車ツーリングしたときの記録を連載します。
2010年(平成22年)12月20日(月)
22時43分、列車は北海道の東、網走近郊の女満別(めまんべつ)に到着した。降り際に車掌から、「自転車で走るのは大変だと思うけど、くれぐれも気をつけて」と送り出される。
見覚えのある駅舎。2年ぶりに戻ってきた。あのとき辛い思いをしたはずなのに、また『冬北』に来てしまった。それも、今度は年末に一人で。
今日から、4年前に年末の北海道を一人で自転車ツーリングしたときの記録を連載します。
2010年(平成22年)12月20日(月)
22時43分、列車は北海道の東、網走近郊の女満別(めまんべつ)に到着した。降り際に車掌から、「自転車で走るのは大変だと思うけど、くれぐれも気をつけて」と送り出される。
見覚えのある駅舎。2年ぶりに戻ってきた。あのとき辛い思いをしたはずなのに、また『冬北』に来てしまった。それも、今度は年末に一人で。
自分が初めてシクロクロスレースに参戦したのは、2011年の野辺山シクロクロス。そのときからずっと、Bomaのカーボンフレーム、CT-XC L’epiceに乗っています。購入したのはその前の春。元々はレースに参戦する計画は全く無く、軽量で、快速ツーリングに使える、ダボ穴つきカーボンCXフレームを探していたのですが、当時選択肢がこれしか無かったのでした。
極秘プロジェクト、という訳でも無いのですが、あまり大声で宣伝せずにこっそり進めていた計画が完了しました。
去年ぐらいから、自分の趣向的にはロードやMTB、シクロクロスより、トラックで走る方が向いている気がして、トラックレース用のフレームを求めていました。NAHBSなどのハンドメイドバイクショーに何度も行くうちに、やはり次はオリジナルなハンドメイドフレームが欲しくなる。そうなるとNJS的なクロモリフレームがまず思い浮かぶのですが、やはり普通じゃない素材が良い。そこで、チタンでトラックレーサーを作ることを考えました。
シクロクロスレース。
33mmという厳しく制限された細さのタイヤを履いて競われるこのオフロードレースでは、チューブラー方式が現在でも圧倒的なアドバンテージを持っています。限られたタイヤ幅で少しでもグリップを稼ぐには、タイヤ自体のしなやかさが重要になりますが、そのしなやかさを維持するために、リムに貼られたチューブラータイヤの側面に防水加工をするのが一般的です。もしこの防水加工を怠ると、タイヤを形作るケーシングの絹や綿の布の部分にまで水が染み込んでしまい、それが乾くと洗濯に失敗したゴワゴワのタオルのように、固くなりしなやかさが失われてしまいます。
さて、その防水加工のためによく使われるのが、米国McNett社のAquaseal, Aquasure, Seam Gripといった製品です。この3つはとてもよく似ているのですが、それぞれの違いについて直接問い合わせたところ、すぐに返事が来ましたので、ここに要旨を載せたいと思います。
レイノルズの700cホイールのフリーを、シマノ11速スプロケット対応のものに交換しました。
ホイールのモデル名はR2で、2011年に『フルカーボンホイールを1,000ドルで』という意欲的なコンセプトのもとに発売されたものです。リムハイトは32mm、チューブラーとクリンチャーの両モデルがあり、前者は公称重量1,142g、後者は公称重量1,486gとされています。しかし残念ながら製造上、営業上の問題があったのか、市場には少量流通しただけで、日本の代理店が正規輸入することもなく、翌2012年を最後にレイノルズのラインナップからは消えてしまいました。
http://www.bikerumor.com/2011/08/07/new-reynolds-r2-wheels-bring-full-carbon-clinchers-tubulars-down-to-1000/