2014年北米ハンドメイドショー、通称NAHBS 2014に来ています。
全体的なことは後日書くとして、まず先に、私はどうしてもフルカーボンのフレームに惹かれてしまうので、それらを個別に。
去年のNAHBSで初登場したArgonaut(アルゴノート)、基本デザインは変わらないのですが、今年はディスクブレーキ対応のフレームを出していました。
シマノのR785で組んでありますが、レバーが黒いのは、プロトタイプというわけではなく、自分で塗ったんだそうな。基本価格は$6,500-から。いいお値段しますね。リアのブレーキラインは内装です。
次は、Calfee(カルフィー)、以前工場見学に伺ったことがあります。 https://picasaweb.google.com/115540726269848160380/250103LaSelvaBeachCACafleeDesignBikeBuilders 今回の目玉は、カルフィー得意のタンデムフレーム。
このフレーム、極太のS&Sカップリングで分割でき、輪行や輸送に便利なだけでなく、なんと前のユニットと後ろのユニットを繋げて、一人乗りフレームにすることが出来ます。
※実際には写真のトップチューブの後ろのチューブはつきません。
もちろんそんな夢のようなフレームだけでなく、ベーシックなものもあります。こちらは、いわゆるグラベルグラインダー、通常のロードバイクよりやや太いタイヤを履かせて、荒れた道でも突き進めるというフレーム。リアのシートステイには、カルフィー独自のソフトテールサスペンションが仕込まれています。トラベル量は20mm。
キャリパーブレーキバージョンの他にも、ディスクブレーキバージョンが用意されています。
興味深いのがディスクブレーキバージョン。フォークは塗装されていますが、Whisky Parts Co.(ウィスキーパーツ)のスルーアクスル仕様になっています。いずれ自社のフォークを開発すると言っていましたが、どちらにしてもディスクブレーキにはスルーアクスルが良いとのこと。今回のNAHBSでは、他ブランドでも、Whisky Parts Co.のスルーアクスルフォークを使用したのが多く見られました。